監修 小林陽之助 編集 兵庫食物アレルギー研究会
今月は、私が20年ほど前から参加している兵庫食物アレルギー研究会が発行した『保護者と学校関係者に伝えたい食物アレルギーの基礎知識』の紹介です。
兵庫食物アレルギー研究会では病院や診療所で働く小児科医が集まり、日常診療でお母さん方からお受けした、食物アレルギーに関する様々な心配事や悩みの情報を交換しあっています。
その交流の中で、特に「食物アレルギーの子どもと学校生活」に焦点を当てた本書が企画されました。
本書には、食物アレルギーの子どもが園・学校生活を送るうえでの知識が満載されているとともに、2つの特徴があります 。
一つは、お母さん方の生の疑問にお答えする視点で書かれていることです。
学校の先生とよい関係をつくるためには、正しい医学情報とそれを適切に伝える方法が必要です。
本書には、お母さんの疑問にお答えする情報が網羅されています。
二つめに、お母さんにもわかりやすいように、できるだけやさしい言葉で書かれていることです。
専門用語をなるべく少なくして、一般の方にもわかりやすい言葉で説明するように心がけました。
食物アレルギーの子どもが、安心して豊かな学校生活を送るためには、多くの人が食物アレルギーの理解をもたれることが大切です。
本書が理解の幅を広げ、食物アレルギーの子どもの応援団を増やしていく一助となれば幸いです。
診療所の待合室に本書を展示しています。
定価2200円(+税)を受付にて特別価格2000円)で販売しています。
ご希望の方は診療所受け付けにてご購入ください。
『こんな人は 要注意』
骨密度が低い人
健診のとき、骨密度測定を受けましょう
高齢の人
高齢になると関節の軟骨がすり減ったり、変形したりする。
筋力が低下し、ひざ関節への負担が大きくなる。
女 性
男性と比べて、ひざの筋肉が弱い上に、日常生活でしゃがむ姿勢が多い
肥満の人
膝にかかる負担が大きい
スポーツや農作業などの仕事をしている人
ひざを酷使しがちで、ふつうよりもひざへの負担が大きい。
『ひざ痛の予防は 暮らしの改善から』
●体重が1kg増えると歩くときの膝への負担は、約2~3kg、走るときは約8kg余計にかかる。
適正体重を知って正しく減量することが膝痛予防にも大切です。
●負担をかけない姿勢の工夫が大切です。
立つ時はあごを引いて背筋を伸ばし、足の親指に体重をかける。
●ベッドやイスを利用し、洋式の生活を取り入れる。
●筋力アップ運動を継続する。
●柔軟性を高める運動は、ひざ関節周囲の柔軟性を高め、痛みを和らげる。
●足首を動かすことも柔軟性向上に役立つ。
●柔軟性を高める運動として、湯船の中での正座も効果的と言われている。
茨木診療所 所長
安達 克郎
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