2008年4月に茨木診療所に赴任して4年が経過しました。
この4年間を振りかえってみました。
赴任する前の2007年秋、茨木市医師会が、本田宏先生の講演会「医療崩壊をどう食い止めるか」を企画しました。
本田先生は、講演会を民医連と一緒に取りくむなら引受けましょう、との事で、茨木市医師会副会長の砂田先生(済生会茨木病院脳外科)から大阪民医連に連絡があり、私が医師会との窓口になりました。
490人集まる藍野大学の講堂での講演会はほぼ満席で大成功をおさめ、民医連・友の会から100人近くが参加し、大いに感謝されました。
2008年秋、茨木市医師会創立60周年記念祝賀会が催されました。
医師会員約320名中220名が出席した近年最大の催しでした。
私は知った先生がいないかテーブルの端から端まで何回も歩き回りましたが、知っている先生といえば前医師会長の樋田先生と懇意になった砂田先生だけでした。
70人ほどの参加だったでしょうか。
新加入の先生はあいさつをします。
私が「茨木市には顔見知りの先生がいなくて・・」と言ったら、砂田先生がやって来て私の肩を叩き、「安達先生、ここに知り合いがいるじゃないですか」と言って、参加していた小児科の先生のところに連れて行って紹介してくれました。
理事の福永先生は、私が小児アレルギー専門であることを知って医師会の勉強会に私を講師に招いてくれました。
この勉強会以後、マナゴこどもクリニック、杉田こどもクリニック、済生会茨木病院小児科からアレルギーの新患患者が茨木診療所に紹介されるようになりました。
茨木市に童児会という小児科医のあつまりがあります。
世話人は隅クリニックの隅晴臣先生で、年2回食事を囲みながら情報交換と懇談する会です。
この会にも誘っていただき、茨木のほとんどの小児科医師と顔見知りになりました。
茨木市は小児科専門医が小児人口に比べ比較的少なく(10数人)、医師会の管轄する地域医療業務=各年齢小児健診、ワクチン、休日急病診療所出務などに小児科医が要請され、私はできるだけ応じました。
多い時には月2~3回は出務しました。
そして2010年医師会新年会での休日急病出務功労者表彰式では代表授与者に指名されました。
とにかく医師会の集まりにはできるだけ顔を出し、知らない先生には名刺を渡して茨木診療所に新しく赴任した安達ですと名前を売ることに専念しました。
この4年間で医師会活動によく協力する診療所という評価を受けるようになったのではないかと自負しています。
問: 人間の血管の、動脈・静脈・毛細血管のうち、どれが一番長いでしょうか。
答: 動脈の長さを1とすると静脈は2、毛細血管は700にもなります。
人は血管と共に老いると言われます。
地球の周囲の2・5倍もの長さがある毛細血管の健康度合いに注目する必要があります。
《重要な臓器ほどその周りに》
重要な臓器ほど、その周りにびっしりと毛細血管がはりめぐらされています。
そこへ新鮮な血液を送り届けること健康維持に欠かせません。
《毛細血管での血の滞り、血流不足》
毛細血管での血の滞りや血流不足を防ぎ、血流をいかに起こすかが、健康体を取り戻す上で決定的です。
毛細血管の血流を促せば、からだが元気になります。
血流により、冷えを防く熱・酸素・栄養だけでなく免疫物質も毛細血管に届けられます。
毛細血管の血流を起こすには心臓だけでは不可能で、全身の筋肉をいかに動かすか(運動)が要求されます。
茨木診療所 所長
安達 克郎
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