ドイツの視察には、元日本環境学会会長の和田武さんもご一緒でした。
映画や本で日本にも紹介されているので、ご存知の方もあるかと思います。
住民要求に耳を貸さない大企業電力会社に対抗して、自分達で電力会社(EWS)をつくり、今や15万世帯に電力を供給する電力会社に成長しています。
シュティーゲンさんからは「経営は順調、人口60万人のシュツットガルトへも電力供給することになった」「再生可能エネルギー分野では46%が市民所有だがエネルギー全体でみると今なお大企業が80%を握っている」「最近再生可能エネルギーに対する賦課金が上昇し、政府が大企業を支援する政策をとっている」など、厳しい状況の報告もされました。
先駆者の団結の証「腕組み」をして記念撮影。
フライブルク近郊黒い森の中にある小さな村。自然エネルギーを推進する女性村長のハネロア・ラインボルトさんからお話を聞きました。
2013年度電力供給は2200万kWh このうち1000万kWhを売電して収入を得ているとのことでした。
そして2つの自然エネルギ一生産農家を訪問。
ヘルガ・シュナイダーさんは、養豚農家だったそうですが、家畜糞尿とコーンを原料としたバイオガスプラントを経営、またこのガスを原料として自らもコジェネ発電をして学校やケアハウスに温水を供給しているとのこと。
インゲライン・ラインボルトさんは、約80頭の牛の酪農をしながら、所有する広い土地に住民から投資を受け風力発電を設置、自宅屋根には太陽光発電も導入して、再生可能エネルギー生産で収入を得ているとのことでした。
フライブルク地区の生ごみと有機性廃棄物からバイオガスを取り出しコジェネ会社に販売する会社です。
また3機のコジェネ発電機を持ち年間100万kWhを売電し、温水も15世帯に供給していました。
フライブルクを流れる運河に水車を利用した小水力発電会社を訪問。近くの一般河川にスクリュー型の水力発電機も設置していました。
NATOの陸軍基地があった地区。エコ地域として開発するために市民たちが行政と一緒にヴォバーンフォーラムを作って開発してきたところです。
ここの低エネルギー住宅は、暖房エネルギーの90%を削減できるそうです。
日本での再生可能エネルギーの割合はまだ2%。
デンマークは風力発電だけで33%、ドイツの再生可能エネルギー比率は23%。
原発を断念すれば急速に再生可能エネルギーが普及することを2つの国が証明しています。
日本でも原発ゼロに一刻も早く舵を切るべきだと思います。
血色素(ヘモグロビン)は、赤血球の中にあり、体中の60兆個の細胞に酸素を渡す働きをしている。
肉食動物のライオンは青い草が詰まったシマウマの緑色の腸を真っ先にむさぼり食う。
赤い血を作るのに青い草(の葉緑素)が欠かせないから。
葉緑素と血色素は、よく似た構造をしている。
葉緑素が体の中に入ると真ん中のマグネシウムMgが鉄Feと入れ替わって血色素となる。
どちらも4個のピロール核があり、真ん中のMgがFeと入れ替わって血色素になる。
青野菜をたくさん食べると血色素がどんどん作られさらさらした正常な血液になるという仕組みです。
血色素が十分作られないと皮膚に老廃物がたまってシミができやすくなる。
葉緑素が体内で血色素に変わるのに鉄分が必要です。
鉄分が不足するとヘモグロビンの作られる量が減る。
貧血になる。
アサリは鉄分と造血ビタミンB12が魚介類の中で最も多く、貧血改善効果が抜群です。
なお、野菜・海草・穀物の中の鉄分よりは、魚や牛肉に含まれる鉄分の方が、4倍も体への吸収率が良い。
茨木診療所 所長
安達 克郎
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