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茨木市元町のクリニック。茨木診療所です。

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〒567-0882 大阪府茨木市元町4-16

ドクター安達のおたよりSeries

茨木診療所を利用されている高齢になっても元気な4人の患者さんを紹介します。

長寿の秘訣は?(1)

 大槻力子(かね)さん、明治41年2月20日生(105才)、長女の荒木さんご夫婦に伺いました。

■ 生い立ち、生活歴

種子島で、5人兄弟の末っ子に生まれ、19才の時大阪へ奉公に出てきました。
終戦の時、ご主人の故郷福知山に1年間疎開した後、長女の荒木さんが小学1年の時に種子島に戻り、中学卒業する時に再び大阪に出てきたそうです。  
カ子さんは結婚後5人の子どもをもうけられ、ご主人が55歳で亡くなられたので、外に働きに出たそうです。
材木を運ぶ仕事やピルの清掃、縫製の仕事など、75歳まで、ずっと働き続けたそうです。
大阪市の次男さんのところにお住まいでしたが、97歳の時に茨木の荒木さん宅に引っ越されました。

■ 膝関節炎から肺炎で106日間入院して復活

99歳の時、膝関節炎を患い入院、肺炎も合併し、また入院のストレスから胃潰瘍出血、そして敗血症の危篤状態に焔りましたが、治療が奏功して無事命をとりとめました。
長い臥床生活で、歩けない状態になりましたが、本人の「家に帰りたい、元気になりたい」との気持ちが強く、リハビリに励み、歩けるまでに回復し、106日間の入院後家に戻りました。

■ 往診に伺う

健康

 私が往診に伺うようになったのは、ちょうど退院して半年ぐらいたった頃でした。
その頃は本町のデイ・サービスも利用され、往診日はデイ・サービスから帰ってくる日で、往診に伺うとお茶飲んでいたり、ベッドに横になって、雑誌「女性のひろば」を読んでいたり、庭の草花を見たりしておられました。

 いつも穏やかな顔をしておられ、私は仏さまを診察しているような気持ちになりました。
往診すると私の方が幸せな気分になれるのです。

 羽曳野にお住いの次女さん宅にもよく行き来されていました。
2012年の暮れ、脳出血に見舞われて入院され、入院中2~3度お顔を見に伺いましたが、行く度に元気になっていく大槻カ子さんの姿、その生命力に圧倒されました。  
しかしながら、約9か月間の闘病生活の後、2013年9月に105才で亡くなられました。
ご冥福をお祈りします。

■ 長寿の秘訣は?

 遺伝子がよかったのかな?と言っても、亡くなった兄姉は60代、70代、80代だから、そんなに長寿とは言えないかな? 性格がひねくれていないし、人と喧嘩したことがない、私たちも怒られた記憶がありません。

食事も時間はかかるが全部食べてくれました。
デイ・サービスの職員さん曰く、「ゲームなどは一生懸命して、負けず嫌いのところがあった」とのこと。
頭がよい人で、100歳を超えても子や孫の誕生日をしっかり覚えていました。
「長生きしてみんなに迷惑をかけるが、死にたいと思ったことはない」と言っていたのが印象に残っています。  
しっかり食べ、後ろを振り返ることなく、目の前のことに一生懸命取り組む、その姿勢が長寿の秘訣かな、と思いました。


健康ひと口メモ

脳は常に発達し続ける臓器

 脳細胞のミトコンドリアが増えると、脳が使えるエネルギー量が増え認知症を予防するばかりでなく、集中力が増加し、脳の機能全体がアップする。

健康

 『脳には神経細胞が数百億個も有るが毎日10万個くらいずつ死んでいく』と聞くと、私もそこそこ年だから記憶力の低下は仕方がない、このまま記憶力が低下していって、認知症になったらどうしようと不安になる。

 しかし、事実はそんなに単純ではない。  

我々の脳はそもそも自分が経験することの大半を忘れるように作られている。  

一方で、脳は新しい記憶もどんどん蓄えていく。
その人の脳が記憶している事柄や中身は絶えず入れ替わっているのです。
脳は恐ろしく複雑で、常に発達し続ける力を備えている。
ミトコンドリアを増やしてエネルギーを作り出す力を強め、脳にもしっかりエネルギーを補給し、脳を使っている限り、脳は機能低下しない。
健康 自分が楽しいと思うことや今までやったことがない新しいことに挑戦する、手指をよく使うなどが効果的です。
友の会サークルのハーモニカ、ウォーキング、シネマ、おしゃべり麻雀、絵画教室、男の料理、太極拳、健康術(体の操り方)は、どれもお勧めです。

茨木診療所 所長
安達 克郎


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