合田ツヤ子さん 大正8年1月30日生(95才)
愛媛県出身。
5人兄弟姉妹で農家の出身。
父が42才の若さで心臓まひで亡くなったので苦労した。
小学生の時、妹や弟をおぶって畑仕事をした。
学校にも弟をおぶって連れて行った。
夫は大工の現場監督。
26才の時、3才の子を連れて満洲へ。
夫は満鉄の社員として働いた。
昭和20年3月、ロシア軍が家までやって来て日本人を探したが、私はこっそり抜け出して4ー5軒先の家にかくまってもらい、難を逃れた。
畳の下に隠していた拳銃やお金は全部取られた。
2年半ほど満洲にいて、昭和21年5月13日に当地を離れ、生後40日の2番目の子を連れて佐世保に帰ってきた。
夫は14年間ほど全国を渡り歩いて仕事をして家には帰らず、その問自分一人で4人の子を育てた。
夫の出身地の香川で、初めはじゃこをむしろで干す仕事、力仕事なので女はしないという仕事だった。
大木の皮をむく仕事もした。
周りや義兄から根性あるなと言われた。
下の娘が小学生に上がるとき、大阪に出てきて大阪の南方に住んでいたが、いったん香川へ戻り、40才の頃今度は茨木にやってきた。
夫は、建設会社で70才近くまで働き、その後は当時の仕事仲間と会社を起こし、数年間働いた。
89才の時、風呂場で、急にお腹がパンパンになって救急車を呼び、高槻病院に運ばれ緊急手術を受けた。
お腹を開けたら腸が破れていて便汁が飛び出し、朝方までかかる大手術となり、人工肛門を付けた。
手術後はよく暴れるので体をくくられていた。
2か月入院していた。
ちょうどこの入院中に夫が急病となり、他院で亡くなるという不幸な事態を経験した。
92才の時、右腎の尿管が詰まって再手術。
高齢になって大手術を2回も受けた合田さんだが、今も元気に茨木診療所に通ってきている 。
茨木神社の近くに中央市場があってそこによく来ていた。
たまたま怪我をしたとき、この診療所に世話になった。
それ以後、ずっと通ってしいる。所長先生もよく変わったよ。
カナダに行った森先生や国立循環器病センターにいた○○先生のことをよく覚えているね。
よく食べて歩くこと。
上中条の自宅から安威川を浪商の幼稚園がある淀川べりまで毎日2時間ほど歩いていた。
今もさくら通りを2時間ほど歩いている。
神様と仏様の両方が祭つである清荒神へ今でも毎月1回27・28日がお祭り日でお参りlこ行っている。
そしてよくおしゃべりすること。
よく食べてよく歩きよくおしゃべりすること、そして負けず嫌いの性格が、長寿の秘訣と思った。
食べ過ぎていないのに、歩くことを心がけているのに、ぽっこりお直になる。何故?
筋肉に着眼してください。
筋肉量が少ないと疲れやすく、根気がなくなります。
筋肉が落ちると50歳代でも70歳代の体になってしまいます。
特に腹筋が落ちる
日常生活で背筋は案外使っているが、腹筋の方が落ちる速度が速い。40歳代になって下腹が出るというのは腹筋が衰え始めた結果です。
猫背が楽という人も腹筋が衰えています。
対策は?
ぽっこりお腹を凹ますには、下腹部の筋肉を衰えないようにすることです。
下腹部の筋肉がしっかりついていれば、内臓の働きも格段に良くなり、血管が10歳若返り、見た目も20歳若くなります。
筋肉をつけると言ってもしんどいことはできないのが実情!
筋トレというよりは、筋肉をケアするという感覚で始めてみませんか。
自治医科大学病院が進める若返りメニューの第1番目を紹介します。
①背筋を伸ばしてまっすぐ立つ。
②右腕をまっすぐ前に振り、同時に左足のモモを上にあげる。
モモが床と平行になるように。
少し、その姿勢を保つ。
③反対側も同様に。
④繰り返す。
茨木診療所 所長
安達 克郎
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