認知症の方を支える地域ネットワークづくりが進んでいます。
認知症への対処を考えるためにこのコーナーで何回かに分けて取り上げます。
脳細胞が何らかの原因で死滅していく結果、自立して日常生活を送ることができなくなった状態を「認知症」といいます。
認知症は、多い順に
①アルツハイマー型認知症
②脳血管型認知症
③レビー小体型認知症
④前頭側頭型認知症の4タイプがあります。
老化の物忘れと認知症の物忘れの遣いは?
認知症の症状は、中核症状と周辺症状に大きく2つに分けられています。
中核症状は、①記憶の障害、②判断力の障害、③目常生活の支障の3つです。
①記憶の障害では、つい最近の出来事を覚えておくことができなくなります(短期記憶の障害)。
普通の老化の物忘れでは、昨日夕食を食べたことは覚えているが、何を食べたかはすぐには思い出せないという具合ですが、認知症の場合は夕食を食べたこと自体を覚えていないのです。
だからさっき食べたのに「食事はまだか」など言ったりします。
②判断力の障害では、時間→場所→人物の順にわからなくなっていきます。
今日は何日?ここはどこ?あなたは誰?あーどうしよう困ったという具合です。
③日常生活の支障では、テレビのリモコンがうまく使えない、料理をしていて次に何をしていいかわからない、言われていることが分からない、お金の計算ができない、というような障害がでできます。
周辺症状は、認知症になったために感情のコントロールができなくなったり、これまで出来ていたことができなくなっていく為に、ストレスの多い状態に陥り、自己の尊厳を守るため生じる症状と考えられています。
俳個、幻覚、妄想、拒否、睡眠障害、不安、暴力・暴雷、抑うつ症状などの症状があらわれます。
認知症に関する治療法、ケアの方法、社会制度などは以前に比べるととても進歩しています。
下記の物忘れチェックシートなども参考にして、認知症の早期発見、早期対応されることをお勧めします。
これは、ご家族のための認知症を疑うチェックリストです。
現在の生活と1年前の状態を比べた高齢者の様予について「変わらない」 (2点)、「多少悪くなった」(1点)、「とても悪くなった」 (0点)の3段階で、それぞれの項目の数字に○をつけてください。
全項目38点満点中24点以下である、と認知症の疑いがあります。
NO | 項目 | 点数 | 点数 | 点数 |
1 | 曜日や月がわかるか? | 2 | 1 | 0 |
2 | 前と同じように道がわかるか? | 2 | 1 | 0 |
3 | 住所や電話番号がわかるか? | 2 | 1 | 0 |
4 | 物といつもしまわれている場所がわかるか? | 2 | 1 | 0 |
5 | 物がいつもの場所にない時、見つけることができるか? | 2 | 1 | 0 |
6 | いつものように家事ができるか? | 2 | 1 | 0 |
7 | 自分で状況にあった着衣や更衣ができるか? | 2 | 1 | 0 |
8 | 買い物時、お金をきっちり払えるか? | 2 | 1 | 0 |
9 | 行動が不活発になったか? | 2 | 1 | 0 |
10 | 本の内容やテレビの筋がわかるか? | 2 | 1 | 0 |
11 | 手紙をかけるか? | 2 | 1 | 0 |
12 | 数日前の会話を思い出して自分から言うことができるか? | 2 | 1 | 0 |
13 | 数日前の会話の内容を思い出させようとしても難しいか? | 2 | 1 | 0 |
14 | 会話の途中で言いたいことを忘れることはないか? | 2 | 1 | 0 |
15 | 会話の途中で適切な言葉が出てこないことはないか? | 2 | 1 | 0 |
16 | よく知っている人の顔がわかるか? | 2 | 1 | 0 |
17 | よく知っている人の名前を覚えているか? | 2 | 1 | 0 |
18 | その人たちがどこに住んでいるかや仕事などがわかるか? | 2 | 1 | 0 |
19 | 最近のことを忘れっぽくなったか? | 2 | 1 | 0 |
「がんの9割は、糖尿病と同じで、食事を主な原因とした生活習慣病です。」と、約二千例のガン手術を行ってきた済陽(わたよう)医師が、ガンにならない体づくりを勧めています。
ガンにならない体を作る食事法を提案しています。
【その柱は3つ】
①牛肉、豚肉を食べるのは週1~2回にする。
②濃い味付け、特に塩分を控える。
③新鮮な野菜、果物をどっさり摂る。
私たちの体の中では毎日5000個ものガン細胞が生まれます。
必ずしもガンにならないのは、免疫力が正常に働くからです。
がん細胞を芽のうちに摘み取ってくれるからです。
しかし、体の機能が衰え、免疫力が低下すると、体は一気にガンになりやすい体に変わります。
その兆候の一つが中年太りです。
肥満は低体温をまねき、免疫力を低下させます。
ガン細胞が育ちやすい絶好の体内環境となります。
ガン細胞が最も増殖する体温が35℃です。
人間の体には病気にならないための機能が備わっています。
食事だけでなく、睡眠・呼吸・運動といったガン予防生活を始めれば、3ヶ月も経てば、ガン予防の最強の免疫力が体に育ちます 。
茨木診療所 所長
安達 克郎
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